ESDとは「内視鏡的粘膜下層剥離術:Endoscopic Submucosal Dissection」の略語です。
食道や胃、大腸の壁は粘膜層、粘膜下層、筋層という3つの層からできていますが、がんは最も内側の層である粘膜層から発生するため、早期がんの中でもさらに早期の病変に対して、胃カメラや大腸カメラで消化管の内腔から粘膜層を含めた粘膜下層までを剥離し、病変を一括切除するという治療法です。外科手術のようにお腹を切開したり、臓器の一部を取り除いたりする必要もなく、患者さんにかかる身体的負担が少ないことが特徴で、適応となる患者さんであれば完治を目指すことが可能です。
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