病院長挨拶

病院長挨拶

佐野厚生総合病院 院長 村上 円人

佐野厚生農業協同組合連合会佐野厚生総合病院 病院長村上 円人

 佐野厚生総合病院は、1937年に開院した歴史と伝統のある531床の二次救急病院です。病院長を拝命してから7年目を迎えますが、赴任時の深刻な医師および看護師不足は大幅に改善し、世代交代が進んでおります。2022年9月にケアミックス型病院から急性期病院への転換と急性期病床増床、そして訪問診療科の立ち上げを行い、この8月は救急車受け入れや入院患者数が増加し、診療実績が過去最高となりました。地域医療支援病院、紹介受診重点医療機関として、今後も「断らない救急」と「紹介患者優先診療」を基本に、紹介および逆紹介の向上をめざしてまいります。


 当院は5疾病5事業に感染症を加えた6事業をやりきる理念と使命感を持つ、地域の中核病院をめざしております。救急医療では佐野市唯一の2次救急輪番病院としての使命を担っております。がん診療では、「栃木県がん治療中核病院」であり、ダビンチ・ロボット手術を泌尿器科、肺外科で行っております。この6月に3年間で泌尿器科ダヴィンチ手術300症例となり記念の盾の表彰がございました。循環器内科では5月に両毛地域で初となる心臓カテーテルアブレーション治療(経皮的心筋焼却術)を導入いたしました。周産期センターは産婦人科医を小児科医、糖尿病専門医、腎臓専門医がサポートする環境を整えております。呼吸器、消化器、腎泌尿器、糖尿病・内分泌、整形外科は患者が多く、耳鼻科には嚥下機能サポートチームがございます。災害医療では、2022年4月に災害拠点病院に指定され、その歩みが始まりました。感染症では第2種感染症指定医療機関、重点医療機関として体制強化に取り組んでおります。


 2024年度のへき地拠点病院指定に向けて、へき地診療所の運営や訪問診療の拡大等の計画があり、行政と調整中です。20229月に立ち上げた訪問診療科では、7月までの在宅看取り人数は28人、在宅看取り率は80%となり、「自宅で最期を迎える」取り組みが進んでいます。

 医療DX推進の取り組みとして、本年度は電子カルテのデータ集約・活用するための診療支援システムであるCITAをフルスペックで導入する等、AI時代に向けた様々なイノベーション導入が進行中です。

「病院の要は人財」であり、人財育成と、職員がやり甲斐を感じられる体制作りに注力していきます。そして時代の変化や地域のニーズに順応するために進化を重ね、地域から信頼され、ご支援いただける病院をめざしてまいりますので、宜しくお願い申し上げます。

 

佐野厚生農業協同組合連合会
佐野厚生総合病院 病院長 村上 円人
(2023年10月6日更新)

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