声帯ポリープなど

声帯ポリープなど

声帯ポリープ
声帯結節 ポリープ様声帯

喉頭とは、のど仏のなかのことを言います。喉頭には声帯という、声を出す器官があります。二つの声帯が閉鎖して、肺から送られてきた空気によって声帯の粘膜が振動して声が出ます。この声帯が、なんらかの障害によって声が嗄れます。声が嗄れて、その声がなかなか元通りに治らない場合は耳鼻咽喉科を受診しましょう。ここでは声帯ポリープ、ポリープ様声帯、声帯結節を紹介します。

声帯ポリープは、声帯に炎症がある時に無理な発声をすることなどがきっかけとしてできます。

声帯結節は、歌手や教員、保育士、スポーツインストラクターといった、日常的に声を酷使する方に出来やすいです。声帯の両側に、左右対称に「ペンだこ」のように出来ます。

ポリープ様声帯は、喫煙が主な原因と考えられています。声帯の両方の粘膜が水膨れのような腫脹を生じます。声がれというよりは声が低くなります。症状がすすむと息苦しさも出てきます。

治療法としてはまず経過観察を行い、声の衛生指導や吸入などの保存的治療で改善が得られない場合には手術治療を考えます。手術は通常全身麻酔をかけた後に、顕微鏡を用いて経口的に声帯の手術を行います。手術時間は10~20分程度で、入院期間は3~7日間です。声を良くする手術のため、手術後は1週間発声禁止が必要です。

耳鼻咽喉・頭頸部外科

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