声帯を動かす筋肉を支配している神経が、なんらかの原因によって麻痺をきたし、声帯が動かなくなる病気です。反回神経麻痺は、肺がん(癌)、食道癌、甲状腺癌、などの病気が神経に直接広がって麻痺を生じたり、頸部、胸部の手術によって麻痺が生じることがあります。他にも挿管性麻痺や外傷、ウイルスによる麻痺、原因不明の特発性麻痺も少なくありません。
診断は喉頭ファイバーにて直接声帯の動きを観察します。片側性声帯麻痺は、反回神経が温存されていれば自然治癒が期待でき、また反対側の声帯がより強く動いて症状が軽減されることもあるため、発症後半年間は経過観察します。
治療の詳細については、声帯内注入術のページをご覧ください。
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