放射線診断科

医師紹介

氏名出身大学
卒年
役職認定医・専門医専門領域
松久 顕之 東京医科歯科大
H24年
部長 放射線診断専門医
IVR専門医
 

診療科紹介

当院放射線科は常勤放射線専門医師1名、診療放射線技師18名、看護師5名、受付事務2名、非常勤読影医師数名で画像診断の業務を行っています。画像診断ではCT、MRI、X線TV、血管造影、RI、など最新鋭の機器を用いて画像を提供しています。得られた画像を専門医が臨床情報を参考に診断し、必要な検査や治療方針についての情報を各科医師に提供しています。
また、画像診断技術を応用したIVR(インターベンショナル・ラジオロジー)と呼ばれる低侵襲的治療も行っています。カテーテルを用いた肝動脈塞栓療法による肝腫瘍治療などがIVRです。これらは開腹手術よりも負担が少なく短時間で行えるといった利点があります。
当放射線科には乳房撮影の認定資格を取得した複数の女性技師や5名の看護師など、女性が多く活躍しています。以前は放射線科といえば男性の職場といった印象が強かったかと思いますが、現在は多くの検査において女性職員が携わっており、女性の患者さんにもより安心して医療の提供ができるよう努めています。

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初めての検査や不安な気持ちを抱かれることも多いと思いますが、検査には看護師が付き添いますので、放射線関連以外のことでもお気軽にお尋ねください。

RIS・PACSシステムを導入

当院では平成21年10月にRIS・PACSシステムを導入しフィルムレス、ペーパーレス化を進めています。患者さんにより迅速で確実な画像提供ができるようさらに努力してまいります。

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一般Ⅹ線撮影
胸部、腹部や骨格系の撮影を一般Ⅹ線撮影といいます。
俗に『レントゲン』といわれるものは、この一般Ⅹ線撮影を指す場合が多いです。
しかし、『レントゲン』とはⅩ線を発見した科学者(ノーベル賞の初代受賞者)の名前であり、正確にはⅩ線検査とは別の呼称です。
胸部の撮影は、主に肺や気管の様子、心臓の大きさを測るなどの目的で行います。腹部撮影はおなかのガスの状態や、結石の有無などが撮影の目的になります。

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骨格系は整形外科領域の骨や関節の撮影が中心となりますが、頭、鼻、耳などの撮影も行われます。

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X線撮影の際多くの方が医療被ばくの心配を心配されるかと思います。一般Ⅹ線撮影では少ない線量での撮影になりますので、撮影による身体への影響の心配はありません。
放射線撮影について疑問やご心配などありましたら、どうぞ遠慮なく、放射線科医、診療放射線技師にお尋ねください。
CT検査
CTとはComputed Tomographyの略で日本語ではコンピュータ断層撮影と言います。いわゆる『輪切り』といった体の断面の様子を見ることができます。

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寝台に寝て、大きな丸い穴の中に入り移動しながら撮影をします。
検査部位・内容によっては、息を止めたり、造影剤を使用します。
検査時間は、検査部位・内容によって異なりますが、約5~15分程度です。

輪切りにした断面の画像を再構成することで、臓器や骨・血管を三次元的に表現することも出来ます。

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副作用について

血管や病巣をわかりやすくするために、造影剤という薬剤を血管に注入しながら撮影を行う場合もあります。ごくまれですが、副作用により嘔吐する可能性がありますので、食事制限を行っております。また、ヨード過敏やアレルギー歴のある方は副作用が起こりやすいですので、検査前に十分な説明と問診をしています。
副作用の症状として、くしゃみ、吐き気、かゆみなどの軽い症状。また、非常に稀ですが重い症状は血圧低下、呼吸困難などを生じることもあります。
胸部やおなかの撮影では、呼吸の動きで画像が乱れることを抑えるために、息止めをお願いしています。当院に新たに導入されたCT装置では長くても10秒程度の息止めで撮影が可能です。検査後の制約はありません。車の運転や食事、お風呂も構いません。普段どおりの生活をしてください。
糖尿病薬を服用している方
服用している薬によっては通常の造影検査を行えない場合があります。服用している薬の名前を検査担当者にお知らせください。
造影剤を使用する場合
造影剤を使用する場合「同意書」が必要となります。検査当日には外来受診時に渡された同意書をお持ちください。忘れますと新たに同意書を作成する必要があります。
CT検査で造影剤を使われた方へ
検査後は、水分(水・お茶など)をいつもより多めに摂って下さい。
造影剤は24時間以内に99%尿と一緒に排出されます。水分の制限がある方は、医師に相談して下さい。
検査後、吐き気や発疹などの症状を感じたらすぐに病院へ御連絡下さい。
電話番号:0283-22-5222(代)
MRI検査
MRIとは(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)の略称です。非常に強い磁石と電波を利用して、人体の様々な断面を撮像する検査です。当院では現在2台のMRI装置が稼動しており、様々な部位・疾患に対して必要な情報を提供しています。CTとは異なりX線を使用しません。検査時間は約20~30分です。検査時には着替えをしていただき、ヘアピン、ネックレス、時計、カード類などは外していただきます(準備室に鍵付きロッカー有)。

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検査中は検査台が円筒状の装置内に入り、カンカン、ガーガーと大きな音が続きます。検査中、体を動かさないようにご協力ください。検査部位によっては呼吸の合図により息を止めて頂くこともあります。また、撮影装置の大きな音を予防するために音楽を流したヘッドホンを使用することも出来ます。(完全には音を消すことはできません。)
検査中気分が悪くなったり、用事がある場合には装置にマイクがついていますので、お声掛けして頂くか、あらかじめブザーを持って頂いてお知らせして頂く事ができます。

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MRI検査室は強い磁石の力がはたらいています。磁石にひきつけられたり、画像に影響するおそれのあるもの、破損のおそれのあるものは検査前に担当者がチェックし、あらかじめ取り外して頂きます。検査部位の近くにファスナーなどがある場合には検査着に着替えて頂くこともあります

MRI室内に持ち込めないもの

•金属類:時計、メガネ、ライター、鍵、アクセサリー(ピアス、ネックレス、指輪)、ヘアピンなど
•磁気カード:キャッシュカード、テレホンカード、定期券、駐車券、診察券など
•その他:携帯電話、補聴器、入れ歯、カイロ、湿布など

以下の方は検査を受けられない場合があります。担当者にお知らせください。

•心臓ペースメーカーなどの刺激電極を装着されている方
•体内に金属性のものを埋め込まれている方
•妊婦または妊娠している可能性のある方
•閉所恐怖症のある方
MRI検査をより詳しく行う場合には造影剤を使用することがあります。その場合には、検査前に通常腕の静脈に点滴を取り、検査の途中で造影剤を使用します。以下の方は造影剤を使用できないことがありますので、事前に担当者にお申し出下さい。
•喘息がある方
•アレルギー体質の方
•今までに造影剤で気分が悪くなったり、じんましんが出たりしたことがある
•授乳中の方
•腎機能の悪い方、血液透析を行っている方
造影剤を使用する検査では、「同意書」が必要になります。検査当日には外来受診時に渡された同意書をお持ちください。忘れますと新たに同意書を作成する必要があります
血管造影(IVR)
Ⅹ線写真では血管を見ることができませんが、造影剤を血管に注入し撮影すると、その様子を見ることができます。直径1~2mmのカテーテルと呼ばれる細い管を目的の血管まで到達させ造影剤を注入し、Ⅹ線を使って連続的に血管の流れを撮影します。血管撮影装置を使い、骨や軟部組織を画像処理によって消去し、目的とする血管のみを描出することができ、病気の診断、評価にとても役立ちます。近年では検査のみならず、カテーテルを使って治療を行うIVRも盛んに行われています。

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心臓カテーテル検査
心臓カテーテル検査、治療の対象となる疾患は狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患などがあります。
 狭心症とは、動脈硬化により心臓を栄養している冠動脈が狭くなり、心筋に十分な血液が送られなくなる病気です。一過性の虚血が起こり胸痛や圧迫感等の症状を伴います。

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心筋梗塞とは、冠動脈が完全につまった状態に陥り、その先に血液が流れなくなり心筋が壊死してしまった状態で、激しい胸痛が長く続きます。
狭くなったり、つまってしまったりした冠動脈に対して、カテーテルを用いて治療を行います。腕や手首、足の付け根の動脈からカテーテルを挿入し、バルーンやステントを用いて血管を元の太さに戻し血流を回復させる治療をします。

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Ⅹ線TV検査
主に上部消化管(食道・胃・十二指腸・小腸)や下部消化管(大腸)の検査を行います。
どちらともバリウムと空気を注入し粘膜に付着させ撮影を行います。上部消化管検査ではバリウムを飲んでいただき、ポリープをはじめ、がん、炎症性病変など調べる検査です。大腸検査は肛門からバリウムを注入し、上部消化管と同様に検査を行います。

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胃や腸のバリウム検査を行う際、事前に胃や腸の動き(ぜんどう運動)を抑制する薬を注射します。ぜんどう運動が活発だと、せっかく飲んだバリウムが胃や腸の外へと運ばれてしまうためです。また、この注射の副作用として、検査後しばらく目の焦点が合わせづらくなることがあります。検査後の車や自転車等の運転は、しばらく時間をおいてからするようにして下さい。
骨密度測定
2種類のX線を用いて骨の内部に含まれるカルシウム、リン、マグネシウムなど(骨塩)の量の測定や、骨粗しょう症をはじめ様々な疾病の診断、治療及び経過観察に用いられます。基本的に腰椎、大腿骨の測定を行います。検査はベッドに仰向けに寝ていただくだけです。痛み等は全くありません。Ⅹ線の量もごく僅かですので被ばくの心配もありません。
検査時間はお着替えから検査終了まで30分程度です。

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乳腺撮影装置
放射線診断科15 乳房のX線検査でマンモグラフィ―と呼ばれます。

乳房は柔らかい組織でできているために、撮影に適した専用の装置を使います。
乳房全体が撮影フィルムの中にもれなく写し出されるように、片方の乳房に2方向の撮影を行います。また特に微細な組織を観察するためにスポット撮影と呼ばれる拡大像を追加撮影することがあります。
圧迫板と呼ばれる板で乳房を挟み、乳房を薄く広げる様に撮影します。 乳房は主に乳腺(乳管や結合組織など)と脂肪で構成されています。 乳がんは乳腺から発生するため、乳腺がよく見える写真を撮る必要があります。 乳房を薄く広げることにより、乳腺を広げて分離させ、乳腺がよく見えるようにしています。 撮影した写真を左右見比べて、左右で異なるところはないか、乳腺の構築が乱れているところはないか、 腫瘤や石灰化はないかなどをみています。

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マンモグラフィー撮影ではなぜ圧迫が必要か

マンモグラフィ―撮影では乳房を挟んで写真を撮ります。乳房は立体的で厚みもありそのまま撮影すると乳腺や脂肪、血管などと重なるとその陰に腫瘍が隠れてしまうことがあります。
乳房を挟み組織を薄く引き延ばして撮影をすることで、重なりをなくし、また放射線の被ばく量を少なくすることもできます。適切な圧迫と有用な画像を得るために女性放射線技師がポジショニングを行います。この時圧迫を伴いますがよい画像を得るために重要ですので、ご協力をお願いいたします。
撮影装置の圧迫板には、安全機構が備わっており一定以上の圧力では停止いたします。ただし、痛みの強い方、皮膚に炎症や外傷がある方などは圧迫なしの撮影、または撮影の中止をすることがあります。

超音波検査(エコー)とマンモグラフィー

超音波検査は超音波という人には聞こえない音を発し臓器に当てて返ってくる反射の様子を画像にする検査です。やまびこ(エコー)と同じ原理です。そのため、超音波検査はよくエコーと呼ばれます。超音波は放射線ではなく音を使っていますので、放射線被ばくはありません。
プローブと呼ばれる機械の先端を乳房に押し当て、断面の画像を得ます。この画像を見ながら診断を行います。放射線被ばくを避けたい妊婦の方や、若年の方、また乳房に痛みや炎症外傷があり圧迫に耐えられない方、強い乳腺症などで良好な撮影ができない方などは超音波が適しているといわれます。超音波は数ミリの手に触れないしこりを見つけだすことができます。
がんの初期症状の1つである石灰化を写し出すにはマンモグラフィーの方が適しています。このように、検査の選択はその方の状態によって行われます。
このようにそれぞれの検査の特性を生かして、必要に応じて両方の検査を組み合わせることが病気の早期発見につながります。
もし、以前に受けた手術の傷や、ご自分で気になる個所やしこり等ございましたら担当技師にお知らせください。撮影の際役立つ情報となり、より良い撮影につながります。
検査の内容を十分ご理解、ご協力いただく事がより良い撮影、すなわち病気の早期発見へとつながっていきます。
不明な点などございましたらご遠慮なく担当技師にお尋ねください。
アイソトープ(核医学)検査
核医学検査、または検査によって得られる診断用画像のことを、一般的にシンチ(シンチグラフィ)と言います。また、放射線を放出する性質のある物質を放射性同位元素(radioisotope:RI)と言い、検査に使われる薬を放射性医薬品と言います。
放射性医薬品を注射などで体内に投与し、ガンマカメラという特殊な装置で撮影を行います。投与された放射性医薬品の体内の分布を見ることにより、臓器・組織の生体機能や腫瘍の活動性や広がりを調べたり、各種臓器の代謝や血流の様子から形態的情報のみならず、機能的情報まで把握することができます。
このように核医学検査は、X線CTやMRIによる形態画像では得られにくい臓器・組織の生理学的機能情報や代謝情報を画像に表すことが出来る他、定量性にも優れた特徴を持つため、治療方針の決定、治療効果の判定や予後予測に重要な検査方法となっています。

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