放射線科

放射線科

スタッフ

診療放射線技師
19名( 男性 13名 女性 6名 )
看護師
5名
事務
2名

一般撮影装置 (5台 キヤノン社製 )

胸部・腹部や骨など色々な部位の撮影を行っています。当院では、FPD(フラットパネルディテクタ)等を使用しています。従来のX線撮影装置に比べ、X線の感度が高いため、線量を減らしても診断に十分なデジタル画像を提供しています。

骨密度測定(1台 東洋メディック社製 QDR Discovery)

2種類のX線を用いて骨の内部に含まれるカルシウム・リン・マグネシウムなどの骨塩の量を測定します。骨粗しょう症をはじめ様々な疾病の診断、治療及び経過観察に用いられます。基本的に腰椎、大腿骨の測定を行います。検査はベッドに仰向けに寝て頂くだけです。痛み等は全くありません。X線の量もごく僅かですので被ばくの心配もありません。検査時間はお着替えから検査終了まで30分程度です。

X線TV検査(2台 キャノン社製ZEXIRA FPD1717・およびI.I versionSL)

X線TV検査はレントゲンでは写らない部位を、造影剤を使用してX線透視下で目的の部位を確認しながら検査を行います。主に上部消化管(食道・胃・十二指腸・小腸)や下部消化管(大腸)の検査を行います。どちらとも造影剤と空気を注入し粘膜に付着させ撮影をし、ポリープや癌、炎症性病変などを調べる検査です。X線透視はさまざまな検査や処置の補助的な役割としても用いられます。

乳腺撮影(1台 キヤノン社製 MAMMOREX Pe・ru・ru)

乳房専用の撮影装置で、乳がんの早期発見のために、検診はもちろん精密検査でも撮影します。当院は、マンモグラフィ精度管理中央委員会の基準を満たした認定施設です。精度の高い検査を行うために、放射線技師も認定を受けた女性技師を中心に撮影しています。

CT撮影(2台 キヤノン社製Aquilion Prime SP i Edition 80列・Aquilion PRIME 80列)

X線を使用して体の輪切りの画像を撮影し、体内の情報を収集してコンピューター解析により短時間で広範囲の撮影が可能です。撮影後に骨や血管の立体的な3次元画像の構築やさまざまな任意の断面を作成し、診断に有用な画像を提供しています。
80列マルチスライスCTの稼働により、これまでに比べ、検査時間は短縮され、検査を受けられる方の負担を減らし、より詳細な情報を提供することが可能となりました。さらに、AI技術であるDeepLearningを駆使することで、さらなる低被ばくで高画質な検査が可能となりました。

MRI撮像(2台 キヤノン社製 Vantage Galan 3T)

MRIは人体の大部分を構成する水素原子核の核磁気共鳴が組織によって異なることを利用して人体組織を映像化し体内を調べる検査です。使用する磁気や電波はX線とは違い、被ばくはありません。体のあらゆる角度の画像が得られ、造影剤を使用せずに血管の画像(MRA)なども描出できます。検査中は大きな音が出ます。撮像の仕方により音の種類や大きさが様々ですが、画像を作成する上で必要なデータを収集しています。当院のMRIは他社に比べると音は比較的静かな装置です。

血管造影検査(IVR)(1台 キャノン社製 IVR-CT搭載Infinix Celeve-i Asteion4)

IVR(画像下治療・血管内治療)はX線、CT、超音波などの画像診断装置で体内の状態をリアルタイムに観察しながら、細い医療器具(カテーテル)を入れて標的となる病気の診断・治療を行います。外科手術のように大きく体を切開することなく血管や臓器の治療ができるため、患者さんへの体の負担が少ないという特長をもっています。

心臓カテーテル検査(1台 キャノン社製 Alphenix)

冠動脈に対するIVRはPCI(経皮的冠動脈形成術)といいます。狭窄や閉塞をした冠動脈に対し、バルーンやステントと言う医療機具を用いて、血流を回復させる治療を行います。装置更新に伴い、従来装置と比較して約4~5割の被ばく低減が可能となりました。

核医学検査(アイソトープ検査)(1台 GEヘルスケア社製 NM830)

核医学検査は放射性医薬品を体内に投与して病気を診断する検査方法です。投与された放射性医薬品の体内分布や量、それらの時間的変化をガンマカメラで撮影して診断します。臓器・組織の機能や代謝の状態、腫瘍の活動性や広がりの状態を調べることができ、治療方針の決定や治療効果の判定、疾患の予後予測に重要な検査方法です。20234月に装置更新を行い、検査時間の短縮と病変検出能の改善を同時に実現することができました。

放射線治療(高エネルギー放射線発生装置:1台 エレクタ社製 Synergy)(放射線治療計画装置:2台 エレクタ社製 Monaco、ブレインラボ社製 iplan)


放射線治療は、手術・抗がん剤治療と並ぶ3大治療の1つです。

その目的は、がんの根治を目指す治療や、症状緩和をする治療など、目的により治療の方法を選択します。

放射線治療の特徴は、他の治療方法より低侵襲で、体への負担が少なくて済む事が挙げられます(高齢者や体力のない患者さんでも治療可能)。また、切除することなく治療が可能であり、機能及び形態の温存にも優れています。そのため、生活の質(QOL)を保ち、治療を行うことができ、働きながら治療を受けられる方もいます。

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