呼吸器内科
診療科紹介
呼吸器内科では常勤医4名と非常勤医1名で診療を行っています。
診療については、患者さんの立場に立って、全人的に対処できるように心がけています。
看護師、薬剤師、管理栄養士、リハビリスタッフ、社会福祉士等、多職種で問題点や方針を共有して診療しています。
また、呼吸器外科との合同カンファレンスで手術適応や手術結果についてディスカッションしています。
病院の理念でもある「地域に寄り添い信頼される病院」を目指して、佐野地域のみならず近隣地域における肺癌、呼吸器感染症、気管支喘息、COPD、びまん性肺疾患、喀血、気胸などあらゆる呼吸器疾患に対処できるように日々鋭意努力しているところです。
基本方針
肺癌・胸膜中皮腫
年々増加している肺癌は、呼吸器外科・放射線治療科との良好な連携を通じて、手術ができる場合は速やかに手術に進めるようにし、手術ができない場合は化学療法(薬物療法)、放射線治療、緩和的治療を組み合わせ、最新のガイドラインも参考にして個々の患者さんに応じた最適な治療選択を行います。治療開始前に気管支鏡などでがんの組織を十分採取し、必要な遺伝子検査などを行い、進歩が目覚ましい分子標的薬や免疫療法などを適切に使用できるように心がけています。
胸膜中皮腫は、呼吸器外科と連携して、胸腔鏡下生検で診断を確定し、最適な治療方針を検討します。手術ができない場合は、患者さんの状態に応じて最適な薬物療法を検討します。
さらに、部長の井上は院内緩和ケアチームの身体症状のリーダーでもあり、がん患者さんの早期からの緩和ケアにも力を入れています。治療方針はカンファレンスおよび多職種でも検討し、患者さんのご希望をよくうかがって決めていくように心がけています。
呼吸器感染症
検査科と協力してグラム染色や抗酸菌染色、尿中抗原などの迅速検査を行い、出来る限り起因菌を同定するようにしています。2021年に全自動遺伝子解析装置(FilmArray)を導入し、新型コロナウイルスを含めた多くの感染微生物の遺伝子検索も迅速に可能となっています。
患者さんの基礎疾患等も鑑みて適切な抗菌薬を選択し、PK/PD理論に基づき、適切な投与量や投与間隔で治療を行っています。また、医療介護関連肺炎は、多職種が介入し早期の回復退院、機能低下や再発の予防に取り組んでいます。非結核性抗酸菌症や肺真菌症は最新のガイドラインを参考に診療いたします。2021年より難治性肺MAC症に対してアミカシンリポソーム吸入療法(アリケイス吸入液)が保険適応となり、外来導入しています。新型コロナウイルス感染症については、感染対策室とともに内科全体で対応しています。なお、入院治療が必要な、喀痰塗沫陽性結核についてはNHO宇都宮病院などの結核専門病院へ紹介させていただきます。
気管支喘息
吸入ステロイドを中心に治療を行い、可能な人ではピークフローメーターと喘息日誌を導入して自己管理ができるように指導しています。呼気一酸化窒素(NO)測定も可能で、気管支喘息診療の補助として検査を行っています。また、薬剤部や地域の保険薬局さんと吸入指導の連携を進めています。難治性喘息に対しては適応をよく検討し、必要であれば抗体製剤(ゾレア、ヌーカラ、ファセンラ、デュピクセント、テゼスパイア)を積極的に導入しています。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
気管支喘息と同様に気管支拡張剤の吸入指導連携に加えて、適応のある症例では包括的な呼吸リハビリテーションを栄養課、リハビリ科、看護科、薬剤部と共同で行っています。慢性呼吸不全患者には在宅酸素療法や在宅NPPVも導入しています。今後は新たに適応となった在宅ハイフロー酸素療法も導入を進めていきたいと考えています。
びまん性肺疾患
特発性間質性肺炎、膠原病に伴う肺病変、サルコイドーシス、好酸球性肺炎、過敏性肺炎など多彩な疾患が含まれますが、病歴やHRCTなどの画像診断、必要な場合は気管支肺胞洗浄(BAL)や経気管支肺生検(TBLB)を積極的に施行して治療方針決定の一助にしています。呼吸器外科と連携して胸腔鏡補助下肺生検による病理診断を行うこともあります。特発性肺線維症については抗線維化薬(ピルフェニドンやニンテダニブ)を積極的に導入しています。その他の間質性肺炎では、ステロイドや免疫抑制剤、さらに進行性の線維化を伴う場合はニンテダニブの使用を症例ごとに検討しています。
喀血
緊急で止血が必要な場合は放射線科と連携し、気管支動脈塞栓術を速やかに施行しています。呼吸器外科と共同で気管支充填術を行うこともあります。また、症例によっては手術を検討することもあります。
睡眠時無呼吸症候群
外来で簡易型モニターを用いてスクリーニングして、必要な症例は一泊入院でポリソムノグラフィーを行い、Auto CPAPを導入します。ただ、マニュアル解析やマニュアルアテンダントはできません。安定してAuto CPAPが使用できるようになれば、通院しやすいように近医へ逆紹介も勧めています。
禁煙外来
新型コロナウイルス感染症の影響があり、現在禁煙外来は休診しています。再開時期は未定ですが予約制ですので、病院へお問い合わせください。
気胸
気胸に関しては呼吸器外科が中心に診療に当たりますが、内科に肺の基礎疾患があり通院している場合などは、内科で胸腔ドレナージを行う場合もあります。
慢性呼吸不全
上記の肺がん、COPD、びまん性肺疾患や肺結核後遺症などで慢性的に酸素投与を必要な場合には在宅酸素療法を導入しています。在宅酸素療法導入の際には適切な酸素量を決めるため1週間程度の入院をすることもあります。COPDや肺結核後遺症などで必要な場合には在宅NPPV療法の導入も行っています。
その他
急性疾患および慢性疾患の急性増悪などは緊急入院で対応します。
急性呼吸不全で呼吸管理が必要となった場合、ハイケアユニットや個室でNPPV(非侵襲的陽圧換気療法)やHFNC(高流量鼻カヌラシステム)、気管挿管(または気管切開)による人工呼吸器管理も行っています。現在、週一回、当科医師、慢性呼吸器疾患認定看護師、集中ケア認定看護師、リハビリテーション科、臨床工学技士、管理栄養士による、呼吸サポートチーム(RST)回診を行い、人工呼吸器患者さんの治療やケアを主治医とともにあたっています。
肺癌、慢性呼吸器疾患等で終末期を在宅で過ごしたいという希望があれば、訪問看護ステーションや訪問診療クリニックあるいは当院訪問診療科と連携して在宅療養の体制づくりのお手伝いをさせていただき、スムーズに在宅へ移行できるよう調整致します。
患者さんへ
- 咳が続く、痰が多い、血痰が出た、息苦しい、ぜいぜいする、動くと息切れする、昼間眠くていびきが気になる、などに当てはまる方は、ぜひ呼吸器内科外来を一度受診してください。(紹介状がない場合は呼吸器内科医へ受診できない場合があります。まずは内科外来までお問い合わせください。)
- かかりつけの先生から呼吸器専門の診察を勧められた場合は、丁寧に対応いたしますので是非当院へ紹介していただくようお願いします。(患者さんのご紹介方法)
- 大学病院やがんセンターなど高次医療機関への紹介やセカンドオピニオンを希望される場合は、遠慮せず主治医に相談してください。当院での検査結果を全て添付して、診療情報提供書(紹介状)を作成します。また、当院では対応が難しい場合などは、適切な施設へのご紹介をいたします。
- 大学病院やがんセンターなどで治療を受けられ、自宅近くの当院での継続加療を希望される場合は、診療情報提供書(紹介状)を持参の上、外来を受診してください。
われわれ呼吸器内科では、患者さんやご家族が満足いただけるような医療を提供するため、今後とも鋭意努力してまいりますが、医師に比して患者数が非常に多く、また、一人にかかる診療時間も長めにとる必要があります。そのため、外来の待ち時間がとても長くなる場合があり、大変ご迷惑をおかけしております。 呼吸器内科では地域連携も進めているところですので、状態が安定した場合は、近医(開業医さん)へ連携して紹介させていただくこともありますので何とぞご理解のほどお願い申し上げます。ご要望がございましたら、なんなりと病院までお知らせいただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
医師紹介
井上 卓 いのうえ たかし
- 役職
-
副院長
内科主任部長 (呼吸器内科・緩和ケア内科)
内科系診療部長
院内感染対策室長
<慶應義塾大学医学部>
呼吸器内科非常勤講師
- 認定医‧専⾨医
-
- 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
- 日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医
- 日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・指導医
- 日本化学療法学会 抗菌化学療法指導医
- 日本感染症学会 感染症専門医・指導医
- 日本アレルギー学会 アレルギー専門医
- 日本結核病学会 結核・抗酸菌症認定医
- がん治療認定医
- 日本緩和医療学会 緩和医療認定医
- 肺癌CT検診認定医
- ICD(インフェクションコントロールドクター)
- 身体障害者福祉法指定医(肢体不自由・心臓・じん臓・呼吸器)
- 初級呼吸ケア指導士
- 日本医師会認定産業医
- 専⾨領域
-
- 呼吸器全般
- 緩和ケア
浅見 貴弘 あさみ たかひろ
- 役職
-
部長
- 認定医‧専⾨医
-
- 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
- 日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医
- 日本アレルギー学会 アレルギー専門医
- 日本結核病学会 結核・抗酸菌症認定医・指導医
- 日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医
- 日本呼吸ケアリハビリテーション学会 初級呼吸ケア指導士
- 日本化学療法学会 抗菌化学療法認定医
- 日本医師会認定産業医
- 身体障害者福祉法指定医(呼吸器)
- 専⾨領域
-
- 呼吸器全般
中山 真吾 なかやま しんご
- 役職
-
副部長
- 認定医‧専⾨医
-
- 日本内科学会認定内科医
- 身体障害者福祉法指定医(呼吸器)
渥美 秋成 あつみ あきなり
- 役職
-
医員
曽田 沙世 そだ さよ
- 役職
-
非常勤
- 認定医‧専⾨医
-
- 日本内科学会 認定内科医
- 獨協医科大学呼吸器・アレルギー内科所属
- 専⾨領域
-
- 呼吸器全般
診療実績
外来ではのべ月800人以上の患者さんを診察しています。
入院では常時30~40人を診療しています。
認定施設
- 基幹型臨床研修病院
- 日本内科学会専門研修基幹施設
- 日本呼吸器学会呼吸器専門研修基幹施設
- 日本呼吸器内視鏡学会認定施設
- 日本がん治療認定医機構認定研修施設
- 日本緩和医療学会認定研修施設
気管支鏡件数 | 内、EBUS-TBNA件数 | CTガイド下生検件数 | |
---|---|---|---|
2019年度 | 203 | 23 | 1 |
2020年度 | 123 | 15 | 2 |
2021年度 | 106 | 15 | 2 |
2022年度 | 125 | 21 | 3 |
医療関係者の方へ
ご挨拶
当院呼吸器内科では呼吸器全般の診療を行っています。佐野市をはじめとする安足周辺地域の呼吸器疾患の患者さんに対し、地域の診療所および病院と連携をとりながら、急性期そして高度医療を中心に診療を行っております。気管支鏡検査も積極的に行うようにしておりますので肺がん疑いを含めた胸部異常陰影など是非ご紹介ください。
今年度は4 名の常勤医師と、1 名の非常勤医師、および初期研修医・専攻医のチームで診療にあたらせていただいています。慶應義塾大学や獨協医科大学との臨床研究にも参加しており、学会発表など学術活動にも取り組んでいます。
また、当院は日本呼吸器学会呼吸器専門研修基幹施設にも認定されています。首都圏を中心とした慶應義塾大学呼吸器内科関連の病院と連携してますので内科専門医からサブスペシャリティとして呼吸器専門研修を目指したい先生も是非一度お問い合わせください。
紹介の流れ
紹介していただける患者さんがおられましたら、まずは地域連携室までお電話またはFAXをお願いします。地域連携室で呼吸器内科外来の予約をとらせていただきます。その後、事前に紹介状のFAXをいただけますとより診療が円滑になりますのでご協力いただけますと幸いです。事前予約がない場合は、長時間お待たせすることがありますのでご了承ください。
また、緊急で当日の受診が必要な場合は直接お電話いただければ幸いです。救急当番医が対応させていただきます。
連絡先
佐野厚生総合病院 地域連携室までお願いします。
学会発表
- 当院における新型コロナウイルス感染症の対応
- 浅見貴弘
コロナ禍でのCOPDの診断・治療について考える
2022年12月15日 栃木
- 第1章結核とは何か 1 結核の疫学的過去・現在・未来
- 浅見貴弘(分担)
中外医学社
基礎からわかる結核診療ハンドブック
2022年12月1日
- 非がん性呼吸器疾患の終末期にモルヒネを使用した2例
- 井上卓、宮崎好美、岡ゆかり、相田和希
第4回日本緩和医療学会関東甲信越支部学術大会
2022年10月10日 埼玉
- 呼吸器内科医として「苦しくて死にたい」という患者を目の前にして感じる葛藤
- 井上卓
第27回日本臨床死生学会年次大会
2022年9月18日 東京
- 肺MAC症での薬剤耐性化と難治化
- 浅見貴弘
第97回日本結核・非結核性抗酸菌症学会
2022年7月1日 旭川
- 4.感染と気管支拡張症 A.緑膿菌 2)気管支拡張症の病態に対して与える影響
- 浅見貴弘(分担)
南江堂
気管支拡張症Up to Date
長谷川直樹、森本耕三(編)
2022年5月
- 重症COVID-19後遺症患者のADL及びQOL改善に誤嚥防止手術が有用であった1例
- 緒方暁彦、平野俊之、浅見貴弘、井上卓
第248回日本呼吸器学会関東地方会・第181回日本結核/非結核性抗酸菌症学会関東支部会
2022年2月26日 秋葉原 ハイブリッド
- エタンブトールのクラリスロマイシン耐性化におよぼす影響
- 青野昭男、浅見貴弘、近松絹代、五十嵐ゆり子、下村佳子、細谷真紀子、大薄麻未、森重雄太、村瀬良朗、高木明子、山田博之、御手洗聡
第33回日本臨床微生物学会総会・学術集会
2022年1月28日~1月30日 宮城
- Nonsurgical management of refractory pneumothorax: efficacy of bloodpatching
- Keigo Kobayashi, Akihiko Ogata,Toshiyuki Hirano,Takahiro Asami,and Takashi Inoue
Oxford Medical Case Reports
Volume 2022, Issue 1, January 2022, omab136
- COVID-19肺炎患者に対して気管切開を施行した症例の術後管理について
- 大久保啓介、井上卓、深田理佳、菅野雄紀、平野俊之、南隆二、笠原健
日本気管食道学会会報 71(6)
2022
- 新型コロナウイルス禍での緩和ケアチームの活動を考える
- 岡ゆかり、宮崎好美、相田和希、井上卓
第3回日本緩和医療学会関東甲信越支部学術大会
2021年10月10日 オンライン
- 医療に携わる人に知っていただきたい感染対策
- 井上卓
栃木県医師会准看護師研修会
2021年9月25日 オンライン
- 市民公開講座参加者のアンケートからみる肺非結核性抗酸菌症の現状と課題
- 浅見貴弘, 南宮湖, 小林岳彦, 森本耕三, 倉島篤行, 長谷川直樹
結核
96巻6号 Page153-159(2021.09)
- 薬剤師に知っていただきたい肺炎の診断と治療~診断から治療まで~
- 井上卓
栃木県薬剤師会学術講演会
2021年5月27日 オンライン
- 【薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2016-2020)を検証する】注目されるAMR 結核菌、非結核性抗酸菌
- 浅見貴弘, 長谷川直樹
臨床と微生物
48巻3号 Page253-259(2021.05)
- 多発性筋炎に対するステロイド療法中に発症したノカルジア膿胸の 1 例
- 高岡初誉、小林慧悟、平野俊之、井上卓
第243回日本呼吸器学会関東地方会
2021年2月14日 オンライン
- カンジダ血症と人工呼吸器関連肺炎を合併し治療に難渋した新型コロナウイルス感染症肺炎の1例
- 平野俊之、大竹史朗、亀山直史、井上卓
日本呼吸器学会雑誌10(1)
2021
- 感染巣検索のために施行した造影CTにより上腸間膜静脈血栓症と診断された 1例
- 大竹史朗,井上卓,平野俊之,岩田賢太郎,村上円人
第655回内科学会関東地方会
2020年11月9日
- 防煙教育の授業形式が受講者におよぼす効果の定量的検討
- 亀山直史
日本禁煙学会
2020年11月2~3日 山形
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の身体的苦痛~疼痛管理時に留意する点~
- 井上卓
緩和・支持・心のケア合同学会(第25回 日本緩和医療学会学術大会)
2020年8月9~10日 オンライン
- 当院における難治性喘息等に対する生物学的製剤の使用と課題
- 井上卓、大竹史朗、平野俊之、亀山直史、長山美貴恵、村上円人
第117回 日本内科学会総会・講演会
2020年8月7~9日 東京 ハイブリッド
- Mycobacterium abscessus感染症による喀血に対して肺切除術を施行した一例
- 大竹史朗、平野俊之、亀山直史、長山美喜恵、小林哲也、手塚憲志、塚田博、井上卓
第177回日本結核・非結核性抗酸菌症学会関東支部学会 第238回日本呼吸器学会関東地方会 合同学会
2020年2月15日 東京
- Clinical characteristics of 345 patients with coronavirus disease 2019 in Japan: A multicenter retrospective study
- Makoto Ishii 1, Hideki Terai 2, Hiroki Kabata 1, Katsunori Masaki 1, Shotaro Chubachi 1, Hiroki Tateno 3, Morio Nakamura 4, Kazumi Nishio 5, Hidefumi Koh 6, Risa Watanabe 7, Soichiro Ueda 8, Takeshi Terashima 9, Yusuke Suzuki 10, Kazuma Yagi 11, Naoki Miyao 12, Naoto Minematsu 13, Takashi Inoue 14, Ichiro Nakachi 15, Ho Namkoong 16, Satoshi Okamori 1, Shinnosuke Ikemura 1, Hirofumi Kamata 1, Hiroyuki Yasuda 1, Ichiro Kawada 1, Naoki Hasegawa 17, Koichi Fukunaga 18,
Keio COVID-19 Research Consortium (K-CORC) and the Keio Donner Project Team
Comment J Infect. 81(5)
2020
- Trends of concerns from diagnosis in patients with advanced lung cancer and their family caregivers: A 2-year longitudinal study
- Takashi Sato 1 2 3, Daisuke Fujisawa 4 5, Daisuke Arai 1 6, Ichiro Nakachi 1 6, Mari Takeuchi 7, Shigenari Nukaga 8, Keigo Kobayashi 1 3, Shinnosuke Ikemura 1, Hideki Terai 1 9, Hiroyuki Yasuda 1, Ichiro Kawada 1, Yasunori Sato 10, Ryosuke Satomi 3 8, Saeko Takahashi 11, Mizuha Haraguchi Hashiguchi 2 12, Morio Nakamura 11, Yoshitaka Oyamada 8, Takeshi Terashima 13, Koichi Sayama 14, Fumitake Saito 15, Fumio Sakamaki 16, Takashi Inoue 3, Katsuhiko Naoki 1 17, Koichi Fukunaga 1, Kenzo Soejima 1 9
Palliat Med.
2020.