外科・乳腺外科

外来担当医表

 
午前予約
予約外
小島[BR] [HR] 和田(乳腺外来) 星野[BR] [HR] 尾野 横瀬[BR] [HR] 池田(謙) 尾野[BR] [HR] 星野 交代制[BR] [HR] 和田(乳腺外来) 池田[BR] [HR] 黒尾
午後予約 乳腺外来[BR] [HR] 和田(予約制) 池田[BR] (予約制) 乳腺外来[BR] 和田(予約制)

(2020/04/01 更新)

医師紹介

氏名役職認定医・専門医専門領域
池田 謙 主任部長[BR] 外科系診療部長 日本外科学会専門医[BR] 日本がん治療認定医機構がん治療認定医[BR] 身体障害者福祉法指定医(呼吸器・ぼうこう又は直腸・小腸) 消化器外科・特に肝・胆・膵、胆道外科
和田 真弘 乳腺外科部長 日本外科学会専門医・指導医[BR] 日本乳癌学会乳腺専門医・指導医[BR] マンモグラフィ検診精度管理中央委員会検診マンモグラフィ読影認定医師[BR] 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 乳腺外科
星野 剛 副部長 日本外科学会専門医[BR] 日本消化器外科学会専門医[BR] 日本がん治療認定医機構がん治療認定医[BR] 日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
尾野 大気 医員 日本外科学会外科専門医[BR] 身体障害者福祉法指定医(ぼうこう又は直腸)
黒尾 健人 医員
林 航輝 非常勤 血管外科
緒方 孝治 非常勤 血管外科
北濱 圭一郎 非常勤 血管外科
蛭川 和也 非常勤

(2020/04/01 更新)

外科

診療科紹介

当院は2次救急指定病院であります。緊急で無い手術を要する疾患の治療も行っております。外科で扱う疾患は多岐にわたっております。臓器別のスタッフをそろえ、標準的な治療を提供できるよう心がけております。もちろんセカンドオピニオンで他の専門医療機関の判断を仰ぐことも可能ですし、転院することも可能です。また各々の症例につき診断から治療方針の決定まで看護師、薬剤師を交えた検討会を毎週開催しております。

消化器疾患については、胆嚢・大腸・胃をはじめ、患者様に優しい多くの各種腹腔鏡手術を実施しています。

腹腔鏡大腸手術は傷もほとんどなく、術後の痛みも軽く、患者様にとって素晴らしい外科治療です。従来の手術に比べて、術後の入院期間も短く、早期の社会復帰も容易です。

大腸がんに対する腹腔鏡下手術は市内をはじめ、他の近隣病院でも実施されていますが、高度な技術が求められるために、主に比較的簡単な早期がんに限定されています。

もしも他施設において、通常の開腹大腸手術が必要と言われた患者様がいらっしゃいましたら、是非一度、当院の外科外来へご相談においでください。当院であれば他の病院と違い、従来の大きな傷の開腹手術を避けて、最新の腹腔鏡手術を受けていただける場合があります。

詳しくは下部消化管領域をご覧ください。

また乳癌診療に関しては、2008年4月から手術から薬物療法(化学療法・内分泌療法・分子標的治療)・放射線治療に至る全ての治療について本邦の標準治療を当院で完結できる体制を整備しました。

乳腺、消化管、肝胆膵領域の悪性腫瘍については、診断・治療と同時に緩和ケアチームと連携し、症状緩和・精神的サポートにも取り組んでおります。また佐野市内では外傷、虫垂炎などの緊急手術および緊急入院に対応できる唯一の施設として地域医療に貢献しております。

各臓器別の診療内容等については別ページでの紹介となります。診療実績へ

基本方針

  • 各疾患のガイドラインを踏まえて、高い外科診療技術を提供させていただきます。
  • 患者さんを中心とした心温まる医療を提供させていただきます。
  • 地域に根ざした理想のトータルケアを目指します。

下記をクリックして下さい。専門領域の説明です。

NCDの患者様へ「専門医制度と連携したデータベース事業(NCD)」への参加について病院医療の崩壊や医師の偏在が叫ばれ、多くの学会や団体が医療再建に向けて新たな提言を行っていますが、どのような場所でどのような医療が行われているかが把握されていない状況では、患者さん目線の良質な医療の現状を把握するため、『一般社団法人 National Clinical Database』(以下、NCD)を立ち上げ、データベース事業を開始することになりました。この法人における事業を通じて、患者さんにより適切な医療を提供するための専門医の適正配置が検討できるだけでなく、最善の医療を提供するための各臨床現場の取り組みを支援することが可能となります。何卒趣旨をご理解の上、ご協力賜りますよう宜しくお願い申し上げます。一般社団法人 National Clinical Database 代表理事 里見 進NCD(National Clinical Database)についての詳細はこちらをクリック

乳腺外科

患者さんとそのご家族へのメッセージ(2020年版)

はじめまして、佐野厚生総合病院乳腺外科の和田 真弘(わだ まさひろ)です。このたびは当科のホームページにいらしていただきまして,誠にありがとうございました。

ここでは,「主治医から患者さんとそのご家族へのメッセージ」ということで書かせていただきました。よく見かけるありきたりの施設紹介などは,特記することはありません。もちろん当院は,日本乳癌学会が施設認定する「関連施設」になっております。設備・環境等については,日本ではいたって標準的な乳腺外科であると思います。

さて,このホームページでの「患者さんとそのご家族へのメッセージ」の改訂は,2017年度以来です。この3年間において,私の中での当院の乳がん診療に対する考え方や,私自身の人生に対する考え方や心境などを含めて,様々な「変化」がありました。そのような背景を踏まえまして,このたび更新させていただきました。

2017年版のメッセージも別ファイルで併記しておきますので,是非読み比べてみていただけると幸甚です。きっと当科の目指す乳がん診療や全体像が垣間見えてくるかもしれません。

まずは,自己紹介をさせて下さい。私の生まれ故郷は当院があります佐野市です。正確には旧田沼町の出身です。私は「佐野厚生総合病院で外科医として働きたい」と思いながら,10代をここ佐野で過ごしました。その夢は,医師になって9年目となる2008年に叶いました。そして,今年(2019年)で当院に勤務して早11年が過ぎようとしております。

この11年間で,私が乳腺外科として当院でやってきたことをご紹介します。まずは,乳腺外科の体制作りでした。

私が赴任した当時は,現当院外科主任部長であります池田謙先生が乳がん診療にもあたってくれておりました。実は,私が外科医になって2年目に,当院で1年間研修しましたが,池田謙先生はそのときの直接の指導者でした。今でも自分の外科医としての礎を築いてくれた師匠であり,深く尊敬しております。その池田先生から乳がん診療を継承する形でスタートしました。

まずは,最初に着手したのは,センチネルリンパ節生検でした。センチネルリンパ節生検とは,腋窩リンパ節の縮小手術のことです。いまは日本でも標準手術になっておりますが,その当時(2008年)はまだ当院では導入されておりませんでした。それも当然のことでした。なぜなら,その当時はセンチネルリンパ節生検自体が保険収載されておらず,日常診療の一つにはなっていなかったからです。しかし,その当時,私が所属していた慶應義塾大学病院を始めとする都内の主要な病院では,各病院で倫理委員会を通して,既に先進医療としてセンチネルリンパ節生検が導入されておりました。私としては,「都内の患者さんがその先進医療を受けているのにもかかわらず,佐野市民の方が受けられないのはいけない」という思いを強く抱きました。そのために,まずは院内で倫理委員会を開催してもらいまして,結果として,そのセンチネルリンパ節生検を認可してもらいました。それにより,佐野市内でも,都内と同じ手術治療が受けられるようになりました。

現在,乳がんの手術件数だけで,既に634例になりました(2019/12/22現在。良性疾患の手術は除く)。私が手がけた乳がんの手術件数は,前任地の川崎市立川崎病院との手術症例を合算すると,優に1000例以上を超えます。

しかし,今の私は手術件数の多寡を自慢したり,他院と張り合ったりするようなことには,正直全く興味がありません。語弊を恐れずに言うならば,乳がんの手術の難易度は,食道がんや膵臓がん,肝門部胆管癌のような外科医自身も認める高難易度手術に比べれば,決してその難易度は高くはありません。従いまして,よくある新聞や週刊誌である「病院の実力…」とか「手術数でわかる…」については,あまり乳がんの手術には当てはまらないのではないかと思っております。そう思うのは私だけではなく,ちゃんとした手術のトレーニングを受けた外科医であれば,みんなそう考えると思います。

では,乳腺外科医である私が目指しているところ,つまり当科の目指しているところはなにか?

それは「佐野市の中で,乳がん患者さんがいかに住みやすい環境・社会を作り上げていくこと」であります。

「えっ,乳がんを治すことではないの?」と疑念を持つかもしれません。もちろんそれも重要な仕事です。しかし,今の私のビジョンはそれだけでは語り尽くせません。

この2年間の私は,そのために当科ができることは何なのかを模索し続けてきました。

そのためには何ができるか?

私は地元佐野市出身で乳腺専門医である自分にしかできないことをやろうと決めました。徹底して地元「佐野」にこだわろうと思いました。そして,さまざまなアクションを起こしてきました。それらについて,院内での活動と,院外での社会活動という二つの視点に分けて紹介したいと思います。

まずは当院における院内での活動です。

最初にとりかかったのは,ハードの面からです。つまり,乳腺外科の外来診察室の改善です。この2018年8月に完全リニューアルしました。目指したのは「診察時に,乳がん患者さんのプライバシーが完全に守られていること。そして,患者さんが自分の病気やこれからの生活などの思いを吐露でき,安心してわれわれと一緒に相談できるような空間」です。

以前の当科の診察室は,決してそれが完備できているとはいえない環境でありました。そこで,その当時の院長と経営者に,私の前述した思いと将来のビジョンをプレゼンテーションしました。しかも,これまでの私自身の当院での医業収益・集患数もデータとして提示しました。その上で,経営者側のご理解とご協力をいただきまして,当科の診察室の改善へと繋げることができました。

そして,次にとりかかったのは,ソフトの面です。よく言いますが「箱が良くても中身が…」とならないことが大事です。

当院乳腺外科の診療コンセプトの一つとして,「初診から常に同じ医師,看護師が担当するシームレスな乳がん診療の提供」を掲げております。

病院通いする患者さんの中には「通院するたび毎に,担当医が違う」とか「外来の看護師さんも毎回違うので,相談事があっても相談できない」という悩みを持った方は少なくないと思います。患者さんはそのたびごとに,その担当医や看護師とあらたな信頼関係をゼロから構築しないといけなくなります。その負担を可能な限り軽減する試みをしました。

現在当科外来では,乳腺疾患の患者さんの診療は,当然私が診察しております。そして,当院乳腺外科の専属の看護師として,四十八願かおり乳がん看護認定看護師(日本看護協会認定)が,看護の面を一手に受け持っております。このような形をとったことにより,当科患者さんが訪れるたびに,いつでも同じ顔の医師と看護師がお待ちしている形をとることができようになりました。

ここで,あらかじめ申し上げておきますが,このコンセプトはあくまでわれわれの思いであり,決して365日24時間同じ医師,つまり私が診ることを保障したものではないということはご理解ください。私には私の生活・家族・人生があります。それがあってはじめて,充実した乳がん診療ができると考えております。

さて,ここで看護師の話が出ましたが,乳がん診療において「乳がん看護」というものは,きわめて大きな重要な位置を占めております。当科は乳がん看護を最も重要な分野の一つであると考えております。乳がんは社会,家庭での役割が大きい40歳代の女性にも多く発症します。そのため,患者本人はもちろん,パートナー,家族,周囲が受ける衝撃や心理的負担はとても大きいはずです。

また,乳がん治療は,治療の選択肢の多様化(手術治療,抗がん剤治療,内分泌療法,抗HER2療法,放射線治療など)が急速に進んでおります。さらに,治療期間も長期間続きます。例えば,術後内分泌療法(ホルモン療法)などは10年間にわたることが普通になってきました。

そのような複雑化かつ長期化した治療環境の中に,いきなり身を置くことになる患者さんは,治療の選択に悩み,さらに常に再発・転移への不安と共に生活することになります。そして,一緒に暮らす家族の生活にも大きな影響を及ぼします。そのような患者さんとそのご家族を「生活者」の視点で支援していくことが必要不可欠になります。それこそがまさに「乳がん看護」であります。この点が疎かになってしまったら,いくら手術や抗がん剤など最新の治療を医師側が提供したとしても,それは決して質の高い,つまり患者さんとそのご家族にとって満足度の高い乳がん診療の提供とはいえないと当科は確信しております。そのような強い信念のもとに,当科は乳がん看護認定看護師を専属に置く形をとっております。

そして,次に行ったのが,外来での予約患者さんの待ち時間の短縮です。一昔前は,「人気のあるお医者さんの外来は待ち時間が長くても仕方ない」という風説がまかり通っていたかもしれません。でも,よく考えてみて下さい。患者さんの視点から見て,同じ医療ザービスが提供されて,同じ診察料を支払うのであれば,当然待ち時間は短いにこしたことはないと思います。しかも,せっかく予約をとっているわけですからなおさらのことです。例えば,外食でレストランに行く際に,そのお店を予約する目的は,入り口で待たされることなく,スムーズに予約席に通してもらうためです。それはお客さんにとって,あたりまえのことだと思います。この一般社会では「あたりまえ」のことを,医療業界でもあたりまえに近づけようとしたことがこのアクションです。

当科の外来の予約枠は10分刻みにしました。よくある「10時00分~10時30分の枠に3人」という「一枠複数人予約制」を撤廃しました。このシステムだと3人が10時前に来院されても,結局診察室に呼ばれるのは,1人しか呼べませんので,3人目の患者さんは長らく呼ばれないという状況に陥り,外来患者さんの最大の不満の一つである「待ち時間の長さ」につながってしまいます。

ただし,全ての患者さんに10分間の診察時間を用意したというわけではありません。検診の精密検査のマンモグラフィ・乳房超音波検査の結果説明で,何も異常なしの方は1,2分で終わりになります。しかし,針生検後の乳がんの告知や,手術の説明などはしっかりとした時間が必要となります。そのために,このような患者さんの予約枠は,別個外来予定表にないスキマ時間をしっかりと確保して,対応するようにしております。

このシステムを導入できたのも,当科は前述のごとく医師1人と専属看護師1人の合計2人体制で常にペアを組んで,スケジューリングして,外来予約を組んでおります。そのための徹底した準備と合理化を図ることにより,具現化できました。

もちろん,このシステムも例外があります。非常に体調の悪い患者さんが救急でいらして緊急の処置が必要な場合や,病棟患者さんの急変が生じた際には,予想外の待ち時間が生じる可能性がありますが,それは十分ご理解していただけるかと思います。よろしくお願い申し上げます。

次に院外での活動について,ご紹介します。

私は医師としてのfuture vision(未来目標)として,下記を掲げております。

1. 佐野市民の女性が,乳がんについて心配せずに,安心して暮らせるような社会を作っていきたい

2. 乳がん患者さんの悩みや不安を,そのコミュニティが柔軟に受け容れ,患者さんが「自信」をもって生きていけるような社会を作っていきたい

それを実現すること,すなわち,社会を変えていくためには,この病院の中にとどまって診療していても,何も変えられないと痛感しました。

まず,始めたことは「佐野市民への乳がん検診の啓蒙活動」でした。

皆さん,佐野市の乳がん検診を毎年受診しておりますでしょうか?残念でありますが,佐野市の乳がん検診受診率は決して高いとはいえません。それどころか,調べてみますと,平成25年度(2013年)度は,16.1%と栃木県内最低の受診率でした。ちなみに,本邦の目標としている乳がん検診受診率は50%以上でありますから,その低さについてすぐにご理解していただけるかと思います。

そこで,私は佐野市医師会長の綿引寿男先生に相談しました。自分には上記のようなfuture visionがあり,現状の佐野市乳がん検診の受診率を鑑みると,佐野市医師会の一会員として,まずは佐野市民のために乳がん検診の啓蒙活動をさせて欲しいと上申しました。すると,綿引会長が快諾していただき,佐野市医師会として全面的に協力していただけることになりました。そこから,佐野市医師会と佐野市健康医療部健康増進課が協力する形で,啓蒙活動が開始となりました。この2年間で7つの講演活動を通して,佐野市民への乳がん検診の啓蒙を行っております。その一部は,佐野市内の中学校に訪問して,「がん教育・いのちの授業」として中学生に対して講演させていただく機会を得ました。これは未来の佐野市を担っていく若者に,日本人の死亡率一位である「がん」について学んでもらう機会をもつことはとても有意義であると考えております。

さらに,この活動を自己満足で終わらせないために,2019年7月に日本乳癌学会総会で「小中学校における『がん教育』と乳腺専門医の役割」というタイトルで発表してきました。

しっかりとこのような活動を内外に発信していくことが大事であると考えております。発信することにより,多くの方々から様々なご指摘・ご指導をいただけます。さらに,インターネットにより世界中の人達とつながることができる時代です。発信することにより多くの人とつながることができます。最新の情報もタイムラグなく入手することもできます。そのメリットを最大限に活かすことができれば,佐野市という片田舎にいたとしても,乳がん診療においては問題ないと考えております。

以上,当科の紹介という形で,私がこの佐野厚生総合病院乳腺外科に赴任してきてからやってきたことについて,一部でありますがご紹介させていただきました。

私も当科もまだまだ発展途上にあります。もっともっと素晴らしい乳がん診療を提供できるはずだと考えております。

乳がん診療はわれわれ医療者側だけでは,完結できません。その診療の中へ,患者さんのみならず,ご家族が参加していただくことがとても重要です。どんどん飛び込んで来て下さい。飛び込んでみて,分かることもたくさんあります。われわれはそれを待ち望んでおります。

実際の院外活動については,Facebookにアップしております。もしよろしければ,そちらも覗いてみて下さい!友達申請については,メッセージ付きでよろしくお願い申し上げます。

文責       
乳腺外科 和田 真弘

>>患者さんとそのご家族へのメッセージ(2017年版)

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