形成外科
診療科紹介
最終更新日:2025.9.5
当科は、生まれつきの変形や、けが、手術などの後に生じた変形に対し外科的技術を駆使して治療を行い、見た目や機能を回復しより明るい生活を取り戻すためのお手伝いをする診療科です。疾患部位は頭からつま先まで、体表で見える範囲すべてをカバーし、患者様それぞれに合わせた治療を行っております。
基本方針
当科では、佐野周辺地域における形成外科疾患に対し、地域のニーズに即した治療を行っております。
また、患者さんのご負担をできるだけ軽減しつつ、質の高い医療を提供することを基本方針としています。
形成外科一般手術やレーザー治療など、幅広い形成外科領域に対応しております。
基本的には保険診療で行っておりますが、レーザー治療の一部については自費診療となります。
なお、インプラントによる隆鼻・豊胸や異物注入など、美容外科診療は行っておりませんのでご了承ください。
ただし、比較的小さな刺青の切除や、自傷行為による瘢痕の除去など、局所麻酔で可能な手術については、ご相談のうえ対応させていただく場合があります。
新型レーザー機器を2台導入
2024年4月より佐野厚生総合病院形成外科のレーザー機器を2台新型に移行しました。
当科で新たに導入したレーザー機器はQスイッチルビーレーザーと炭酸ガスレーザーの2種類です。Qスイッチルビーレーザーは皮膚のメラニン色素に選択的に破壊し、シミを取り除きます。当院ではNIIC社のMODEL IB103を採用しています。
Qスイッチルビーレーザーは以下の疾患に適応があります。
・扁平母斑(保険適応)
・太田母斑(保険適応)
・異所性蒙古斑(保険適応)
・外傷性刺青
・老人性色素斑(しみ)
・雀卵斑(そばかす)
など
炭酸ガスレーザーは水分に吸収され発熱を起こし、周囲皮膚組織を蒸散・蒸発させ浅く削ることや深く削ることが可能なレーザーです。炭酸ガスレーザーはNIIC社のレーザリー15Zμを採用しています。
炭酸ガスレーザーは以下の疾患に適応があります。
・母斑(ほくろ)
・脂漏性角化症(老人性いぼ)
・尋常性疣贅(ウイルス性いぼ)
・毛細血管拡張性肉芽腫
・眼瞼黄色腫
など
治療の流れですが、まずは診察を行い患部の状態や大きさを確認します。その際にレーザー治療でかかる料金等を説明します。後日、レーザー照射を行います。(診察日とレーザー照射日は別日になります)。
レーザ-照射当日は照射部の化粧は行わないようにしてください。照射時の疼痛を緩和するため必要に応じて麻酔薬等を使用します。レーザー照射後は軟膏を塗布しガーゼで保護し、ご自宅に戻られたら冷却を行っていただきます。レーザー治療後には1週間-2週間ほど軟膏を塗布し炎症を落ち着かせます。また、アフターケアとして紫外線予防やスキンケア、必要に応じてハイドロキノンなどを使用したシミ生成予防を行っていただきます。
医師紹介

櫻井 洸貴 さくらい こうき
- 役職
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部長

高野 淳治 たかの じゅんじ
- 役職
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非常勤
- 認定医‧専⾨医
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日本形成外科学会専門医
- 専⾨領域
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耳介の変形