耳鼻咽喉科

外来担当医表

 
 午前 笠原
森川
大久保
笠原
大久保
森川
森川 大久保
笠原
笠原
森川
午後   (予約制)   咽頭外来
補聴器外来
(予約制)
   

(2018/11/01 更新)

医師紹介

氏名出身大学
卒年
役職認定医・専門医専門領域
大久保 啓介 慶應義塾大学
平成7年
部長
医療安全対策室長
日本耳鼻咽頭科学会専門医
日本気管食道学会認定
日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医
喉頭
音声
笠原 健  新潟大学
平成27年
医員     
森川 淳 北里大学
H25年
医員    

(2018/11/01 更新)

診療科紹介

当科は耳・鼻・舌口腔・咽頭喉頭(のど)・唾液腺・甲状腺・顔面・頸部の病気を専門としている科です。耳鼻咽喉科・頭頸部外科とも呼ばれています。

当科で主に診察を行う病気は、アレルギー性鼻炎、急性咽喉頭炎や難聴、メニエール病、急性中耳炎などの外来診療を中心に治療していく疾患と、突発性難聴や慢性副鼻腔炎、頭頸部がん(癌)などの手術や入院治療が必要な疾患とに大きく分けられます。当院では一般外来を行っていますが、手術や入院治療、あるいは精密検査や専門治療が必要な患者さんを中心に診療しています。

耳鼻咽喉科領域の病気に対する治療を行う場合、病気そのものについてだけではなく、聞こえをはじめとした感覚器や音声・嚥下などの「機能」を、病気と一緒に考える必要があります。当科で扱う感覚器の機能としては「聞く」「匂いを感じる」「味わう」、音声・嚥下機能としては「話をする」「歌を歌う」「食べる」などがあげられます。

一度低下した機能を改善させることは難しいですが、リハビリテーション手技や薬、手術などによって機能を上げたり、残っているほかの機能を使って能力を高めることがあります。患者さん自身が必要としている能力を維持する、あるいは向上させることを目指して、当科の専門性を活かして治療をしています。

当院は補聴器専門外来および喉頭専門外来を開設しています(予約制)。「声が出ない」「飲み込めない」「声を残したい」「食べられるようになりたい」「会話ができるようになりたい」「カニューレを外したい」などの、患者さんそれぞれの強い思いに対して、真摯に応えてまいりたいと思います。

基本方針

すべての耳鼻咽喉・頭頸部外科疾患に、専門的に対応します。
近隣の診療所・病院や大学、がんセンターとの連携を行います。
低侵襲の医療を実践します。手術は「必要最小限」「機能温存」を原則とします。
機能改善手術を提案します。

      • 聞こえ、鼻の通り、音声、飲み込みなどの「機能」を良くする手術
      • 気管孔の合併症(抜けない、閉じられない、狭いなど)に対する手術など

トップレベルの高度専門医療を提供します。

診療実績

外来患者数は年間12000人程度です。

緊急入院の疾患は、突発性難聴、顔面神経麻痺、扁桃炎、扁桃周囲膿瘍、急性喉頭蓋炎、めまいなどです。緊急入院を必要とする患者さんは毎日のように当科を受診しています。

平成27年度の主な手術件数は300件(鼓膜切開などの小手術は除く)です。代表的疾患名と術式を提示します。

平成27年度手術件数 耳鼻咽喉科

頭頸部疾患に対する定型的手術の大半は当院で施行していますが、患者さんの状態に応じて済生会宇都宮病院、自治医科大学、獨協医科大学、県立がんセンター、群馬大学病院などに紹介しています。

地域がん診療連携拠点病院としての機能を活かして、大学やがんセンターと連携しています。

平成28年9月現在の手術待機期間は約1ヶ月です。

当院では声帯麻痺に対する声帯内注入術、繰り返す嚥下性肺炎に対する誤嚥下防止手術を積極的に行っています。この手術を受けるために県内外の病院や大学病院から多くの患者さんが紹介されて来院しています。また、手術治療や病気についての相談のため、遠方からも多くの患者さんが当院を受診しています。 遠方から当科に初診でいらっしゃる場合、あらかじめ連絡をいただければ来院予定日に治療の説明や検査などが行えるように、できる限り配慮します。

当院は急性期病院のため、声門閉鎖術などの術後に転院を探すための待機入院はできません。特に遠方から手術目的にいらっしゃる場合、退院先の提示が無い場合は治療をお断りすることがあります。

気管カニューレが抜去出来ない状態となっている、難治性の声門下狭窄の方がしばしば当院にいらっしゃいます。この病気は非常にやっかいで、治療は一筋縄ではいきません。多くの場合手術や処置が何回も必要で、治療期間は半年から長い人は数年です。他の大学病院や総合病院で気管カニューレが一生抜けないだろうと言われていた患者さんが当院で治療を行った結果、気管孔が閉鎖できた方がいます。気管孔閉鎖には至らなかったものの、誤嚥防止手術によってカニューレが外れた方もいます。

患者さんへ

耳、鼻、のど、頸部それぞれの領域で、我々が取り扱う疾患一覧と代表的な病気の紹介です。ご参照ください。

専門医療ついての最新の知見と、治療の考え方および当院での治療方針を、症例を呈示しながらできるだけ分かりやすく説明しました。

当科は地域基幹病院の耳鼻咽喉科として、精密検査や専門治療が必要な患者さん、入院や手術を必要とする患者さんを中心に診療を行っています。

病気の状態によって、開業医への受診をお勧めすることがあります。

土曜日は大変混み合うため、検査や処置に制限があります。ご了承ください。

医療関係者の方へ(嚥下障害患者の診療について)

耳鼻咽喉科医が摂食・嚥下障害患者を一般外来で診療する機会は、今後益々増加すると思われます。一方、多忙を極める外来診療において、一人一人に十分時間をかけて診察することは時として難しいのが現状と思われます。
そこで我々は、近年大学や病院、診療所に急速に広まっている電子カルテに注目し、あらかじめ診療に必要となる評価観察項目を電子カルテ内に登録することで摂食・嚥下障害患者診療の手助けとなると考えました。藤島グレードや兵頭スコアなどを取り入れ、可能な限り選択式で記載できるようにしています。
これらの評価表などはこれまで学会発表や論文などで報告してきましたが、各施設でも簡単に利用できるようにWord形式で公開しました。施設ごとに修正していただいて、先生方の日常臨床に少しでもお役に立てていただきたいと思います。なお、嚥下内視鏡検査のスコア評価基準(兵頭スコア)の原本を提供して頂きました高知大学兵頭政光教授にこの場をお借りして御礼申し上げます。

1)摂食・嚥下障害 経過観察表(佐野厚生耳鼻咽喉科)

いわゆる「嚥下専門外来」ではない一般外来において、多岐にわたる情報が簡単に整理できるよう、経過観察表を当院独自に作成しました。兵頭スコアや摂食状況の経時的変化が分かるように、毎回の診療において各項目ごとに追加記載する形式を採用しています。耳鼻咽喉科医がどのようなカルテ記載を行うべきか、当院医師、PT、ST、看護師スタッフで検討して作成しました。

この経過観察表については第19回摂食嚥下リハビリテーション学会(平成25年9月22日・23日)において、下記のごとくポスター演題として発表しました。カルテ使用例の実際などを提示しています。

2)摂食・嚥下障害 評価表(リハ学会)

日本摂食・嚥下リハビリテーション学会のHPでは摂食・嚥下障害評価表が公開されています。当院では現在この評価表を用いています。電子カルテに添付しやすいよう、このHPではWord形式に変更しています。

3)嚥下障害診療ガイドライン2012年度版 評価用紙

日本耳鼻咽喉科学会(編)「嚥下障害診療ガイドライン-耳鼻咽喉科外来における対応-2012年度版 金原出版株式会社」に準拠した評価用紙を独自に作成し、公開しています。なお、2008年版については耳鼻咽喉科・頭頚部外科にて報告していますが(耳鼻咽喉科・頭頚部外科 Vol.84, No.8:573-577,2012.)、2012年版の出版にあたり、評価用紙の追加訂正を行っています。

4)嚥下機能改善手術の手術適応について

嚥下機能改善手術は、手術適応を決定することが大変難しいと言われています。平成24年の第64回日本気管食道科学会にて、手術適応の手順および必要な検査について討議するシンポジウムが行われました。そのシンポジウムで大久保が使用したスライドを公開します。若手医師が嚥下機能改善手術に興味を持つきっかけになっていただければと思います。

5)手による嚥下モデル

患者さんに喉頭の解剖や代償嚥下を説明するときなどに便利です。

【参考】
  • 日本耳鼻咽喉科学会 編,:嚥下障害診療ガイドライン-耳鼻咽喉科外来における対応-2012年度版.金原出版株式会社;2012.
  • 高橋瑞乃,大久保啓介,猪野絢子:嚥下障害診療ガイドラインに基づいた評価用紙の試作.耳鼻咽喉科・頭頚部外科 Vol.84, No.8:573-577,2012.
  • シンポジウム「手術で治す嚥下障害」
  • 手術適応決定に必要な実践的な嚥下機能検査
  • 大久保啓介
  • 第64回日本気管食道科学会学術講演会
  • 2012年11月8日・9日 東京
  • 耳鼻咽喉科一般外来で用いる摂食・嚥下障害経過観察表の作成
  • 上岡友子 大久保啓介 猪狩雄一 三橋正継 木村敦子 高久朋枝
  • 第19回日本摂食・嚥下リハビリテーション学会学術大会
  • 2013年9月22日・9月23日 岡山

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